どうも。フジモリです。(ツイッター垢⇒@epic_fujimori)
元々ギャンブル漫画が好きで、幅広く読んでいます。
それぞれの漫画のあらすじや、見所なんかも紹介できると思いますが、単純に面白いのと、人生論みたいなところを教えてくれるので、そんなところも読みどころになってます。
ギャンブル漫画はあまり一般的な支持を受けづらいですが、そのきっかけになったら嬉しいです。
今回は、ギャンブル漫画の中でも、麻雀漫画の金字塔、アカギについて紹介していきます。
アカギとは?
昭和33年、戦後の混とんとした時代を背景に、超人的な洞察・思考を元に、裏社会を駆け上がっていくアカギを主人公に、数々の死闘を繰り広げる漫画です。
初登場時は、麻雀のルールなんか全くわからない状態でしたが、麻雀よりも人間を観察、その人間との戦いであることを見抜きます。つまり、漫画のスタンスとして、専門的なテクニック、戦術紹介ではなく、心理描写に重きが置かれています。
同じように、麻雀のルールがわからない人でも、なんとなく読めるような気はしますが、少しだけでもわかっていれば、もっと楽しめると思います。
麻雀をやったことがある人ならわかると思いますが、試合中はその人の性格が如実に表れるため、漫画の話ではあるものの、妙に納得することもあります。そんな、リアルにも関係しそうな場面を中心に紹介します。
迷いを捨てるための名言
ねじ曲げられねえんだっ………!
自分が死ぬことと………
博打の出た目はよ……!
アカギの持つ人生論は、「人はみんな死ぬ」ということがベースにあります。当たり前ですが、この認識を常に持っている人はどれくらいいるでしょうか?
ギャンブル漫画では、よく人が死にます。死ななくても、血が流れたりします。どうしてそんなことが起こるのか?それは命が一番価値が高い、というメタファーでもあります。
命がなくなってしまえば、その他の価値が全て吹っ飛ぶ。いくらお金を持っていても、いくら地位を築いても、全てパーになってしまいます。だからアカギは常に、「人はみんな死ぬ」と心に刻み込んでいます。
では、一番重要なことはなんでしょうか?
生きながらえることではなく、どう生きるかである。その本質が見えるのが、この名言です。
普通は生きることなんですけどね。アカギはその生き様がかっこよくて、生き残ることにあまり未練を感じてないです。もちろん、お金を稼ぐことにも魅力を感じてません。ただ、自分が生きていること、自分がやりたいと思ったことを、常にまっすぐに捉えているのです。
だから、博打の出た目は変えちゃダメ。自分が命を落としても、それより大事なものがある。唯一のプライドがアカギはギャンブルだった、ということですね。
よく、人は迷います。
いつ結婚しようか、いつ仕事を変えようか、そんなライフイベントごとに、迷います。都度、相談したり考えたりして、結果を残します。その繰り返しです。
そんな迷ったときに、一番大事なことはなんだったんだろうか?と思い返すことも、重要なことなのではないでしょうか。ね?ギャンブル漫画でも教えてくれることはあるんです。かっこいいんです。
人の弱い部分を再認識する名言
あの男は死ぬまで
純粋な怒りなんて持てない…
ゆえに本当の勝負も生涯できない
奴は死ぬまで保留する…
ヤクザの代打ち(その人の代わりに勝負する人。強い人)である浦部との戦いの後、一番最後のシーンです。浦部との戦いでは、浦部の「性格」「癖」を重視した戦いであるため、上記のセリフも、それを表しています。
決め手となったのは、「保留癖」でした。
勝負の岐路に立たされた時、一旦決断を先送りにする癖。その癖が浦部にとって、命取りとなってしまったわけですが、この癖、誰しもが持つ癖だと思います。さっきのライフイベントも、ついつい先送りにしてしまいがちです。
(今はまだ大丈夫・・・)
(誰かがきっとやってくれる・・・)
(いつかきっとうまくいく・・・)
なんて思って、考えることをやめてはいませんか?
保留して、時間を無駄にしていませんか?
私自身もそうですが、みんなも気を付けましょう。保留して良いことはほとんどないのですから。
他にももっとあります。
アクセス数が多かったら、たくさん作っていきます。また次回。