日本の音楽シーンに欠かせない存在である、アイドル。
アイドルの変遷と音楽はかなり密接に関わっていると考えます。
とりあえず、今回はアイドルの話です。
※個人的な解釈ですので、それなりに楽しんで頂ければと思います。
アイドルの個性化
ジャニーズ界では、光GENJIが解散。
もう男のアイドルは終わった、という矢先にデビューしたSMAP。
実際、デビューシングルは1位を獲れず、
不遇の時代に生まれたといっても過言ではありませんでした。
アイドルとして生き残るには、今のままではなく、
もっと別の何かをしなくては・・・
そんな思いから、ドラマに出演したり、
バラエティー、コント、その他様々なキャラクターで、
メンバーそれぞれが活躍するグループになりました。
いつしか、国民的アイドルグループと言われ、
後輩たちもそれを見習い、今の芸能界で活躍しています。
そのSMAPも、昨年解散してしまいました。
解散に伴い、ファンベストが発売され、
50曲収録のベストアルバムは、見事ミリオンヒット。
ファンだけではなく、さらに世代を超えて、支持されていたとわかります。
私は、AKB48が、日本のCD文化を終わらせたと思っています。
CDがおまけとなり、それ以外の価値が全てだと。
現に、曲以外の付加価値のないものが、ランキング上位を占めています。
ただ、その中でSMAPの100万枚は、素晴らしい結果だと思いました。
そこにSMAPがいるだけで良かった、という思いがにじみ出ています。
彼らは今後どうするか、どうなっていくのかは、
噂はささやかれていますが、わかりません。
とにかく、男性アイドルグループにおける、
1990年から2010年までの音楽シーンに、
欠かせない存在だった、と私は思います。
バンド+アイドル=バンドルの誕生
ガールズバンド、の代名詞といえば、プリンセスプリンセスです。
先駆者ですね。パイオニア。それより前はすみません、知りません。
その後、バンドブームが来て、若干収束しかけていたころ、
ZONEが誕生します。
ZONEといえば、「secret base ~君がくれたもの~」ですね。
当時の記憶でいうと、キッズウォーっていう、
夏休みにやっていた昼ドラの主題歌で。
井上真央の出世作のような気がします。まぁそれは置いといて。
それで名を馳せた彼女たちですが、
最初は「バンドの形を取った、アイドル」でした。
要は、当て振りです。実際に弾いてはいなかったです。
その後、実際に弾くようになり、
自分たちでライブも成功させるまでになりました。
私は、あの辺りから、可愛い子(プリプリが違うわけではないです)が、
ギターやドラムに触る、っていうのが近くなったんじゃないかと思っています。
近くなった、っていうのは、より庶民の手に届く、というか。
テレビの中だけじゃない、みたいな感覚です。
もちろん、「けいおん!」の方が、
バンドの促進には一躍かっているとは思います。
でも、今の「SCANDAL」や、「BABYMETAL」なんかも、
そういう流れで生まれたんじゃないかなぁと考えてます。
ちなみに、ZONEはおすすめですよ。レンタルしてみてください。
最後に、見出しはつけていませんが、
モーニング娘。も、人々の音楽に対する評価を変えたと思います。
モー娘世代以降、女性の歌い方が変わりました。
なんというか、気取って歌うというか、、つんくさんの策略なんでしょうか。。
それとも、ゴマキの影響力が強すぎたのでしょうか。。
もしくは浜崎あゆみが。。。など、あんな感じの歌い方です。
日本の音楽シーンに、間違いなく関わっているアイドル市場。
今は地下アイドルなんていう言葉も生まれて、ますます細分化しています。
今後、CDは売れないと思いますので、ライブをどうするか、
そういう面で、コンセプトが乱立しているようなイメージがあります。
近いうちに、アイドル市場が劇的に変わるようなグループが現れるんじゃないかな、と期待しています。
それでは、また次回。