どうも。フジモリです。(ツイッター垢⇒@epic_fujimori)
仕事柄、Webサイトの制作や数値を分析しています。やってることはサラリーマンのそれです。
先日、初心者Web担当者向けの記事を書きました。分析するために必要な考え方です。
関連記事:新人Web担当者&新人ブロガー向け!サイト分析の基本。
今回はその続きです。
Webの世界はとにかく横文字が多いです。横文字なのかどうかよくわからない略語まで登場します。すっげーめんどくさいです。ちなみに、使えるようになる必要は全くありません。使うことなく説明ができる方がよっぽど良いです。
最頻出単語!ここだけ押さえておけば恥ずかしくないよ
サイトの方向性(前記事参照)によって、使う単語が少し変わってきますが、基本的に使う用語と、押さえておいて欲しいものをピックアップします。
- セッション
- ランディングページ
- 直帰率(離脱率)
- コンバージョン
- CPA
きりがよかったので、5つにしました。これらの意味が分かって、話せるならまずは大丈夫です。知らない単語があったら、この機会に勉強してください。よくわからない内はまだ会議には出るべきじゃないかも。
セッション
Webサイトに訪れた回数です。ページビューと似ていますが、少し違います。ページビューは「見られたページの枚数」と思ってください。ですので、一般的にはセッション数を基準にしていると思います。(ブロガーさんは少し違うと思います)
上記の通り、ページを何枚見たかに関わらず、セッションは1ですが、セッションが途切れるパターンがいくつかあります。
- ブラウザ・ハードが変わった場合(例:ChromeからSafariや、PCからSPに変更)
- 最後の動作から30分が経過した場合
- 日付を跨いだ場合
大きく分けてこんな感じです。30分以上経つと、2セッション目になります。何か数字が合わないとか、少しおかしいなと思ったときはこういうのを疑ってください。
セッション数が多い=良いことです。多くの人に見られていることに繋がります。多くのWebサイトは、まずセッション数を集めることを目標に作られています。
ランディングページ
そのWebサイトを最初に見たページのことです。ランディング=着地という意味なので、インターネットの波から陸に着地した、みたいなイメージを持ってもらえるとわかりやすいです。
自社サービスを持っている会社だと、ランディングページは別の意味を持っていることがあります。着地した1枚目のページで、自社の商品を買ってもらえるように、全てをつぎ込むデザインにする、みたいなのもあります。
どちらの意味もよく使いますが、最初に伝えたイメージを持っておくと、汎用的に使えるはずです。
直帰率(離脱率)
訪れた最初のページで、そのままサイトから出てしまった回数の割合です。言い換えると、ランディングページしか見ていない率となります。
1ページ目で出てしまうのが直帰、2ページ目以降で出てしまうのが離脱です。どちらもサイトを出ていく意味を持っています。
この数字は基本的に低い方がいいです。たくさんのページを見てもらったり、より深くまでサイトを見てもらったりした方が、サイトの目的を達成しやすいためです。
ただ、ページが持つ役割によっては、離脱・直帰が良いこともあります。
サイトを離れる=目的を達成したことと繋がります。例えば、何かの商品を購入した完了画面であったり、よくある質問を読んで疑問が解決したり。ページによっては離脱・直帰させることを目的にしているのもあります。
コンバージョン
そのWebサイトの一番の目的を達成した数のことです。CVとも言います。それぞれ目的が異なるので、全て同じではありません。サイトを分析する上で、一番重要な指標となり、ここがどんな数字なのかを把握するのが第一です。
もちろん、このコンバージョンの数は多い方がいいです。そして、それに至る割合(=CVR)も高い方がいいです。コンバージョンに至るまでに、どれだけのページを見たか?どんな流入経路で入ってきたか?どれくらいの時間がかかったか?など、見る指標は多岐にわたります。
まず最初に、コンバージョンから分析すれば、やるべきことは見えてきます。
CPA
Cost per actionの略です。要するに、上記のコンバージョンをさせるまでに、どれだけのコスト(お金)がかかったか?になります。
CPAは低い方がいいです。0円でコンバージョンした方がいいです。この概念がわかると、いくらまでなら使っていいのか?という線引きが出来るようにもなり、何かしらの施策を考えることにもつながります。
「いくらまで予算はありますか?」よりも「CPAはいくらですか?」と聞けるようになったら、かなり成長しているはずです。まぁどちらかがわかれば出せる(予算÷目標数=CPA)ので、偉い人相手だったら聞き方を考えましょう。何にも考えてない偉い人もいますので、その場合はにっこり笑顔で心の中でバカにしましょう。
…1個1個書いてたらもう2000文字…もっと紹介したい単語はあるので、また別記事にします。とにかく、これら5つの単語を押さえておけば、ある程度分析したり、施策を考えたりすることができます。